化学と生物
Online ISSN : 1883-6852
Print ISSN : 0453-073X
ISSN-L : 0453-073X
解説
PQQビタミン説へのアプローチ
野地 なつ美笠原 和起浅見 忠男
著者情報
ジャーナル フリー

2008 年 46 巻 5 号 p. 339-345

詳細
抄録

ビタミンは健康を維持する上で微量ではあるが必須の物質であり,体内でつくり出せないために食物から摂取しなければならない.ピロロキノリンキノン(PQQ)は栄養学的な知見からビタミンの候補と考えられてきたが,体内でどのような酵素と結びついているのかが謎のために,ビタミンとして認められていなかった.ここでは,再びPQQがビタミンとしての可能性があると考えられるようになった経緯と,その後新しく得られた知見を紹介する.

著者関連情報
© 2008 by Japan Society for Bioscience, Biotechnology, and Agrochemistry
前の記事 次の記事
feedback
Top