京都大学大学院農学研究科
2009 年 47 巻 10 号 p. 697-702
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常圧における沸点から臨界温度までの温度域で加圧することにより液体状態を保った流体を亜臨界流体といい,常温常圧の流体とは異なった性質をもつ.たとえば,亜臨界状態の水は常温常圧の水に比べて比誘電率が小さく,有機溶媒に似た性質を示す一方で,イオン積は著しく大きい.このような特徴をもつ亜臨界水の抽剤や触媒としての特性に関する基礎的な知見と,これを利用して食品残渣の処理により有用物質を生産しようとする応用的な研究について概観する.
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