化学と生物
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解説
エラジタンニンにおける有機化学合成的手法の発展
酸化反応の開発と天然物化学への展開
若森 晋之介楠木 怜奈
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2022 年 60 巻 10 号 p. 502-508

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抄録

エラジタンニンは,ポリフェノールの一部門であり,その抗酸化作用による健康効果が期待されている.19世紀から知られているエラジタンニンであるが,近年になってエラジタンニンを構成するビアリール構造の構築法が確立された.この手法により,多くのエラジタンニンの化学合成が可能になっている.本解説では,先駆者たちの成果を紹介しながら,エラジタンニンに関する研究の最先端について紹介する.

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© 2022 公益社団法人日本農芸化学会
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