化学と生物
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解説
未病制御におけるNrf2酸化ストレス応答機構の役割とその分子機構
未病期に活躍するストレス応答機構について考察する
伊東 健葛西 秋宅多田羅 洋太
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2024 年 62 巻 3 号 p. 145-153

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抄録

未病という言葉は中国伝統医学に由来する言葉であり,今日では徐々に発症する変性疾患において,健康と病気の間のpre-diseaseの期間として一般的に捉えられている.未病期は代謝障害や若干の不定愁訴はあるものの,臓器障害には至っていない段階として捉えることができる.ストレス応答機構は未病段階での恒常性維持機構に重要であるが,その詳細はよく理解されていない.

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© 2024 公益社団法人日本農芸化学会
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