土木学会論文集B2(海岸工学)
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論文
関門航路のサンドウェーブの発達特性
宮崎 哲司八尋 明彦小野 信幸
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2016 年 72 巻 2 号 p. I_637-I_642

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抄録
 関門航路は九州と本州の間で日本海と瀬戸内海を結ぶ全長約50km,航路幅500~2200m,航路水深12mの細長い水路となっており,響灘と周防灘の潮位差により強い潮流が生じている.航路内ではサンドウェーブの形成による浅所が発生し,船舶航行の安全性に支障をきたしている.本研究は,関門航路における効率的な水深管理のため,サンドウェーブの発達特性について整理した.浅所監視のために年数回の頻度で実施されている測量成果より,サンドウェーブの頂部水深の変化速度と,水深や潮流速,底質条件等の外力条件との関係性について検討した.
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© 2016 公益社団法人 土木学会
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