土木学会論文集B2(海岸工学)
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和文論文
  • 井手 喜彦, 山城 賢, 橋本 典明, 児玉 充由
    2022 年 78 巻 1 号 p. 1-16
    発行日: 2022年
    公開日: 2022/01/20
    ジャーナル 認証あり

     自治体が高潮ハザードマップを作成する際に従う「高潮浸水想定区域図作成の手引き」では,対象海域において最も大きな最大高潮偏差を引き起こす台風の経路(最悪経路)の決定が求められる.最悪経路の探索には基準経路を少しずつ平行移動・回転させ網羅的に探索を行うグリッドサーチが一般的である.しかし,本手法は経路の形状自体は変化させないため,表現できる経路が限定的であり最悪経路の探索として不十分な可能性がある.経路表現の自由度を上げれば検討できる経路の幅は広がるが,高い自由度の経路探索をグリッドサーチで行う場合,計算コスト面で現実的でない場合もある.本研究では,経路表現に高い自由度を課し,より危険な台風経路を探索することを目的として,ベイズ最適化を用いた効率的な経路探索法を提案し,手順と手法に工夫を施した.

  • 徳丸 俊哉, 渡邊 睦, 水迫 亮太, 福元 伸也, 鹿嶋 雅之, 柿沼 太郎, 種田 哲也
    2022 年 78 巻 1 号 p. 17-28
    発行日: 2022年
    公開日: 2022/02/20
    ジャーナル 認証あり

     ドローン技術は,沿岸域における地形調査,波浪・潮流モニタリング,人命救助等,様々な分野で重要な役割を果たすことが期待されている.本論文では,UAV(Unmanned Aerial Vehicle: 無人航空機ドローン)とUSV(Unmanned Surface Vehicle: 無人水上艇ドローン)を併用した新しい水深計測手法を提案する.まず,UAVで取得した上空視点画像により,水上にあるUSVの移動量を計測する.次に,USVで取得した水中画像により,海底にあるLandmarkの画素座標変化量を計測する.最後に,これらの計測データをもとに,三角測量法を適用して水深の計測を行う.平面水槽を用いた検証では,水深の最大推定誤差が1.1cmであり,提案手法の有効性が示された.

  • 辻本 剛三
    2022 年 78 巻 1 号 p. 29-41
    発行日: 2022年
    公開日: 2022/02/20
    ジャーナル 認証あり

     遡上域の漂砂現象に自然界の流動系は効率的に流れるようとするコンストラクタル法則を適用した.エネルギーモデルとシールズ数モデルによる漂砂量算定公式を適用し,沖波波高とsurf similarityパラメーターより,逸散型海浜から反射型海浜における底質粒径と前浜勾配の動的関係の解析解を求めた.モデル間の相違はなく,波高の増大に伴い海浜は緩勾配となり現地海浜の特性と同様になった.内湾海浜,外洋海浜,サンゴ礁海浜での底質粒径と前浜勾配の分布を説明した.

     解析解の応用として養浜海浜の波浪の変化に伴う底質粒径と前浜勾配の変化が明らかにし,養浜海浜の維持・管理等に有益な情報を得た.また,Bruun則の海面上昇による汀線後退量の評価方法への適用性について検討をした.

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