土木学会論文集B2(海岸工学)
Online ISSN : 1883-8944
Print ISSN : 1884-2399
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和文論文
  • 入部 綱清
    2018 年 74 巻 1 号 p. 12-20
    発行日: 2018年
    公開日: 2018/05/20
    ジャーナル 認証あり
     本研究では進行波の砕波の発生条件を明らかにすることを目的に,一定水深域での進行波の理論解析と,一様勾配水深域で遡上する進行波の数値計算が行われる.理論解析ではハイパボリック波と孤立波について,数値解析では周期波と孤立波について,波高水深比の増加に伴い水表面の水粒子の運動エネルギーが発散的に増加し,位置エネルギーを超えるという特徴的な現象が示される.さらに,波高水深比の増加に伴う水表面の水粒子の運動エネルギーの発散的な増加は,一定水深域では波高水深比が砕波が起こるとされている波高水深比と同程度の時,一様勾配水深域では定性的に波が崩れる直前に起こることが明らかにされている.このことから,水表面の水粒子の運動エネルギーの発散的な増加に起因して波は砕波に至ると結論付けられている.
和文報告
  • 小泉 勝彦, 立脇 和則, 細川 善広, 平池 智広, 安田 将人
    2018 年 74 巻 1 号 p. 1-11
    発行日: 2018年
    公開日: 2018/02/20
    ジャーナル 認証あり
     撫養港の海岸保全施設の改良に際して採用されたフラップゲート式陸閘は,フラップゲート式可動防波堤の研究で確立された基礎技術を基に,陸上設置に伴い様々な課題を克服して実用化された新しい形式の陸閘であり,津波・高潮時に浸水時の浮力を利用し,無動力・人為操作無しに扉体が旋回起立・倒伏するものである.本報告では,撫養港へのフラップゲート式陸閘の適用性検討に基づく設計と維持管理に関する基本的な考え方を示す.
  • 広野 邦彦, 佐藤 之信, 福永 靖雄, 村山 康雄, 藤川 圭介, 中村 聖三, 杦本 正信
    2018 年 74 巻 1 号 p. 21-32
    発行日: 2018年
    公開日: 2018/08/20
    ジャーナル 認証あり
     海洋鋼構造物では,海水による鋼材の腐食損傷と共に,海洋生物の付着による性能低下が問題となる場合がある.本実験では,Al-5%Mg合金,銅などの材料を用いた金属溶射や,重防食塗装などで被覆した試験体を護岸に設置し,延べ6年間にわたり海洋生物の付着防止や耐食性に関する暴露実験を行った.その結果,本実験の範囲内では2年を超えて付着防止効果がある被覆仕様は得られなかったが,Al-5%Mg合金や銅系金属溶射等の付着防止効果や耐食性などに関する知見が得られた.また,板厚の測定値から簡易的な手法で平均腐食速度を推定した結果,裸鋼材では飛沫帯の腐食速度が最も速く,次いで干満帯,海中部の傾向であった.Al-5%Mg合金溶射皮膜の腐食速度は,裸鋼材の1/3以下であり,飛沫帯や干満帯よりも海中部で腐食速度が速い傾向であった.
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