Water ResearchLaboratory, Faculty of Science, Nagoya University
1968 年 24 巻 4 号 p. 147-152
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20℃における海水中の無定形ケイ酸の溶解度は85mg-SiO2/lで, 蒸留水の113mg-SiO2/lよりは小さい. 溶解速度は溶液に存在するケイ酸の量と溶解度に制約される. 海水における溶解速度は蒸留水におけるより遙かに大きい. 溶解速度が大きいときは, 溶解過程において無定形ケイ酸の溶解量は極大値を示すことを知った.海水と蒸留水中における溶解度と溶解速度の違いは溶液のpHにはよらず, 溶存塩の量および種類によるものと思われる.
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