日本海洋学会誌
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内部波の斜面上での砕波, および反射
長島 秀樹
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1971 年 27 巻 1 号 p. 1-6

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抄録

内部波の斜面上での砕波, および反射についての研究を小型水槽を用いて行なった.実験は, 水と石油による二層モデルで行なった田内部波の反射率の波形勾配と斜面勾配に対する依存性は, 表面波のそれとよくにていることがわかった.反射率は, ゆるやかな斜面では小さく, 斜面勾配が大きくなるにつれて急激に増大し, 大きな斜面勾配のところではほとんど一定になる.又, 波形勾配が大きくなるにつれて反射率は減り, 反射率が小さい値から大きい値へ急激に変化する斜面勾配の範囲は, 大きい斜面勾配の方へ移行することがわかった.内部波の砕波を観察し, 四つの型に分類した.それらは, “breaking”, “semi.breaking”, “wrinkle-generating”, “non-breaking”であり, これら四つの型の現象が, 斜面勾配の増加, および波形勾配の減少とともに順次見られた.

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