抄録
210Pb法を用いて播磨灘の堆積速度を測定した結果, 0.11~0.33gcm-2y-1の値が得られ, 灘の北, 中部で遅く, 南部で早い傾向がみられた.
堆積物中の銅, 亜鉛は1900~1910年頃から増加し始め1970年頃を境にわずかに減少する傾向がみられた.
播磨灘における銅および亜鉛の自然値は, それぞれ11~16ppm, 100~120ppmであった. また人為的な総堆積量は, 銅110~180μg cm-2, 亜鉛610~1280μgcm-2であり, 汚染が始まって以来の総堆積量の40~50%を示していた.