著者所属:九州大学応用力学研究所 九州大学総合理工学府大気海洋システム専攻
2001 年 10 巻 6 号 p. 531-536
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東京湾口水深860m地点の海底から100m上に1995~1999年に係留した流速計により30分毎に得た流速・水温の記録を統計解析したところ, 6, 12, 24時間の潮汐周期と3~4日, 9~10日周期に卓越した変動が見られた。潮汐周期の流速・水温変動と陸棚斜面に直交して往復する潮流により, 上下層の海水が観測点を行き来することにより起こされる。数日周期の流速・水温変動は等深線に沿う残差流が黒潮系暖水を移流させることにより起こされる。
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