化学工学
Print ISSN : 0375-9253
撹拌槽における粉粒体の混合
東稔 節治大竹 伝雄
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1966 年 30 巻 5 号 p. 439-444,a1

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抄録

3つの形式の懼形羽根, すなわち。A, B, C型を用いて, あらたに混合実験をおこなった。二組の固体粒子, すなわち豊浦砂-食塩 (20~80メッシ), 豊浦砂-重タロム酸カリウム (20~80メッシ) について粉粒体の濃度分布を測定した。
混合機構について解析するため, 層を二つの部分に分け, 基礎微分式を式 (1),(2)としてたてた。積分して, 粒子濃度分布の解式を式 (9), (10) としてえた。これを用いて, 実測濃度分布から混合係数を算出した。この値と先にえた値とを合せて操作因子との関係を整理し, 部分 (1) および (II) の混合係数に対する関係式 (2黛), (23) をえた。式 (22), (23) と組合せて式 (9), (10) から計算した濃度分布はFig.4-A.4-Bに示すごとく, 実測値と良好な一致にある。

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