化学工学
Print ISSN : 0375-9253
乳化重合におけるインクレメント法
谷山 巌佐藤 忠正
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1967 年 31 巻 12 号 p. 1232-1237,a1

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抄録
著者らが先に提案した乳化重合モデルの拡散方程式の取り扱いを改め, インクレメント法の解析を行なった。その結果, 平均重合度はインクレメント添加後ある時間遅れをもって変化すること, 規定の反応率での平均重合度とインクレメント添加時間の曲線は極小値を持つこと, インクレメント法により得られた重合体の重合度分布は初期法によるそれよりせまいことを明らかにした。これらは他の研究者の実験とよく一致する。
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