イオン交換膜を隔膜とする電気透析法によって, 電解質を濃縮および脱塩する場合の基礎的特性を, 工学的に重とめてみた。
まずイオンの拡散方程式を誘導し, 次元解析を行なった。その結果, 透析槽の大きさ, 形状, 印加電圧, 流速等に関係する外部変数の無次元パラメータ群が得られた。本実験では実測によってパラメータ相互間の影響を検討した。
実測の結果, 脱塩室内の境界層の存在が, 電気透析系の最大支配要因であることがわかり, 物質移動流束はでオン交換誤の特性に関係なく, 簡潔にまとめられた
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