化学工学
Print ISSN : 0375-9253
非ニュートン流体およびスラリーにおける拡散係数の推算
星野 定司
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1970 年 34 巻 12 号 p. 1330-1333,a1

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抄録

前報にしたがえば, 液相における粘度はミクロ粘度とマクロ粘度とに区別して考えねばならぬ。前者は拡散に, 後者は流動および撹拌に関係する。
故にWilke-Changの推算式における粘度はマクロ粘度ではなくミクロ粘度であらねばならぬ。
本報においては, 改良Wilke-Chang法を提案し, それにより1%CMC水溶液および20%カオリナイト・クレー・スラリー中の溶質の拡散係数を推算したが, それらはCloughらの測定値および推算値とほぼ一致した。

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