マスフローホッパ内の粒子群の速度不連続性とその特性線解析
1987 年 13 巻 3 号 p. 340-347
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1987 年 13 巻 3 号 p. 340-347
二次元状マスフローホッパ内を重力の下で流れる粒子群のホッパ全域における速度分布をトレーサ粒子位置の経時変化を測定することによって求めた.速度および流れの方向が不連続, あるいは急変するような特性領域が速度分布の詳細な解析から見いだされた.一方, 速度特性線と応力特性線 (滑り線) を予測する近似的手法を塑性理論に基づいて提案した.理論的には, 速度特性線を横切る粒子速度の不連続が可能である.計算された特性領域と実験的に得られた特性領域は一致することが確かめられた.また滑り線は粉粒体層の降伏が生じた直後に発達する流れ場に現れることも確認された.
