化学工学論文集
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CFM層型固気接触装置内流動の基本特性に関する2次元コールドモデル実験
成瀬 一郎松田 仁樹架谷 昌信
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1987 年 13 巻 4 号 p. 404-411

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抄録

新しい固気接触装置として, 高速流動層 (あるいは気流層) と移動層とを組み合わせたCFM層型固気接触装置を提案した.
本装置の適用性を調べるための第一段として, ガラスビーズ粒子を用い, 粒子ホールドアップ, 粒子速度分布, 粒子滞留時間などの粒子ならびにガスの基本的な流動特性を2次元可視化コールドモデルによって実験, 観察した.
本実験結果より, 内管においては安定した高速流動層を形成する最小のガス流速 (最小高速流動化速度) の存在すること, 内管内粒子ホールドアップはガス流速の増加とともに指数関数的に減少すること, 装置内粒子速度分布は, 単一粒子の挙動に基づいて理論解析した結果と比較的良好な一致を示すこと, および粒子滞留時間は塔高の1次にほぼ比例することなどが明らかとなった.

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