1987 年 13 巻 6 号 p. 825-830
アセトン-水混合溶媒に対する酸素および窒素の溶解度を20, 30, 40℃において測定した.この混合溶媒に対する溶解度は40℃における窒素の場合を除いて, およそxA<0.1の溶媒組成において極大値および極小値が存在する.また, およそxA>0.1では溶解度が溶媒のアセトン分率 (xA) に対して単調に増加する.
この系において, およそ0.2<ΦA<1.0の混合組成に対しては, オストワルド係数表示による溶解度の過剰量と混合溶媒の過剰モル体積と理想モル体積の比との間に相似性が認められた.