化学工学論文集
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金属アルコキシド法を用いてSiO2粒子上に担持したTiO2の光触媒活性
横田 俊幸大和田 寛人
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1995 年 21 巻 6 号 p. 1039-1046

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抄録

チタンイソプロポキシドの加水分解反応を用いて, 半導体光触媒である TiO2/SiO2複合粒子を調製した.ミクロンオ-ダのシリカ Seed 粒子に TiO2をコーティングした. その結果, Seed 粒子上に膜厚がサブミクロンの TiO2層を形成することができた.この複合粒子を熱処理して, anatase 型および rutile 型の TiO2とし, 光デポジッション法によって白金を電着させた.このようにして調製した光触媒粒子の活性を, 水中のメタノールの光分解反応を行って評価した.その結果, 0.25μm 膜厚の TiO2を anatase 型にして, 白金を0.75wt% 担持した複合粒子が最も大きな光触媒活性を示した.反応後には, 懸濁液からの粒子の濾別は容易で, 工業的に有用な光触媒粒子を調製することができた.

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