1998 年 24 巻 3 号 p. 509-511
セミケミカルリサイクルを利用して廃ポリマーとマグネタイト粉末との複合体粒子の調製を試みた.
実験では, 廃ポリマーとしてポリスチレンが, 溶媒としてジクロロメタンが, また, 固体粉末としてマグネタイトがそれぞれ採用された.この溶液が分散相として連続水相中で微小滴化された.
低い撹拌速度と溶媒除去温度では, 良好な被覆型複合体粒子が生成された.一方, 撹拌速度と溶媒除去温度が高くなると, 分散系は不安定になり, 複合体粒子は生成されなかった.