化学工学論文集
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第2銅イオンを触媒とした亜硫酸ナトリウムの液相酸化反応速度
安西 晟
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1977 年 3 巻 1 号 p. 62-66

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抄録

第2銅イオンを触媒とした, 水溶液中での亜硫酸ナトリウムの酸素による酸化反応の反応速度を, 急速混合流通法によって, 均相反応として25℃で測定した.
測定した亜硫酸ナトリウム濃度は0.0037~0.025mol/l, 第2銅イオン濃度は10-6~10-4mol/lで, 酸素初濃度は0.00074~0.0028mol/lであった.この酸素濃度は酸素分圧0.6~2.2気圧における飽和濃度に相当する.
得られた反応速度は酸素初濃度の1/2次, 亜硫酸ナトリウム濃度の1次, 第2銅イオン濃度の1/4次としてまとめられた.
しかし, 毎回の測定においては, 反応速度に対する酸素濃度の影響はみかけ上0次であった.

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