化学と教育
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第 1 回 分子内の共有結合の姿(化学反応ものがたり : 反応の始めから終わりまで)
山辺 信一湊 敏
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1992 年 40 巻 1 号 p. 41-45

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抄録

化学反応は分子同士が衝突して初めて起こる。それではどのように衝突した場合に反応が起こるのか, それを知るためには, 分子の形や電子分布の知識が必要となる。第1回目は, 分子中の電子が, どのように「共有結合」や「非共有電子対」の形成に参加しているかを調べる。この過程で, 分子の構造を立体的に知ることが重要だと理解していただきたい。立体的な構造に対応した電子分布から「分子の軌道」というものを紹介し, 化学反応ものがたりの第一歩としたい。

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© 1992 公益社団法人 日本化学会
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