化学と教育
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体心立方格子の立体分解モデル作成(<特集>小・中・高における化学教育の実践)
本田 政武
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1996 年 44 巻 3 号 p. 170-171

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抄録
高等学校での結晶格子モデルに面心立方格子・体心立方格子・六方最密格子の単位格子の粒子数や一辺の長さ, また構成粒子の半径を求める際, よく出題される面心立方格子は真上から見た平面図の「三平方の定理」で簡単に求めることができ生徒も理解しやすい。しかし体心立方格子は球を使用したモデルや立体モデルの作図でも「三平方の定理」を2回使用する説明がむずかしい。そこで立体分解モデルを作成し, 立体図面と並行して説明したところ, 生徒は興味を示し理解度が向上した。その作成方法を報告する。
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© 1996 公益社団法人 日本化学会
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