九州大学農学部食糧化学工学科食糧化学教室
1998 年 46 巻 9 号 p. 550-553
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近年の食物アレルギーの増加に生活環境の変化に加え, 食生活の変化が大きな役割を演じたと考えられている。食品中には, アレルギー応答を促進する因子と抑制する因子の両方が含まれていること, 脂質摂取のアンバランスがアレルギー応答を促進すること, 食品中に存在するある種の脂質成分や種々の抗酸化成分が抗アレルギー作用を有することなどが明らかにされつつある。これらの結果は, 食生活の適正化がアレルギー応答の抑制に重要であることを示すものであり, 食品中の免疫調節因子の機能解明が待たれる。
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