2001 年 49 巻 12 号 p. 774-777
「理科離れ」が子供を中心に社会全体に広がっている今日, 理科の教師に課せられた役割の一つに, 理科を通した社会貢献があげられる。兵庫県では, 理科の啓蒙活動をさかんに行っている。その主たるものが, 地元神戸新聞に連載している「理科の散歩道」である。このコラムでは, 身の回りの理科的現象をやさしく解説し, 理科を身近なものにする試みがなされている。また, 理科を好きな中・高校生を育成する目的で, 現在の「青少年のための科学の祭典」を, 中・高校生を中心とした「青少年による科学の祭典」とする取り組みもなされている。