熊本大学薬学部
2001 年 49 巻 7 号 p. 418-421
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今から二千年前, 漢方の原典の一つ「傷寒論」は, 邪の架空物体(抗原)を仮定し, 免疫系を予想し, それに対する薬物を考案していた。現代の医療では, 感染症の初期(太陽病)は, 抗生物質を主とする西洋薬物が第一次選択薬剤であるが, その後半期(少陽病期)の食欲不振, 倦怠感などの自覚症状改善薬としては, 「小柴胡湯」などの漢方方剤(主として柴胡剤)が有用であることなど, 漢方の考え方を説く。
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