化学と教育
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からだの中のラジカルを電子スピン共鳴(ESR)法で見る : ラジカル画像化の方法と最近の進歩(講座:生体中で機能する分子を見る1)
吉村 哲彦
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2005 年 53 巻 10 号 p. 562-565

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抄録

活性酸素・フリーラジカルは多くの病気・生活習慣病そして老化の原因であり,また生体防御にも深く関わっている。もしからだの中のラジカルを見ることができれば,医療や医学の進歩に大きく貢献できるはずである。本講座では,ラジカルを特異的かつ選択的に検出する電子スピン共鳴(ESR)法を用いて,生きている動物体内のラジカルを見る方法と筆者らの試みを紹介する。

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© 2005 公益社団法人 日本化学会
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