化学と教育
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In vivo活性酸素種センサーの研究開発(ヘッドライン:生体内小分子の生理活性とセンシング)
湯浅 真小柳津 研一
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2005 年 53 巻 3 号 p. 128-131

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抄録
スーパーオキシドアニオンラジカル(O_2^<-・>)などの活性酸素種(ROS)は,生命現象を支える不可欠因子であると共に,その恒常性が崩れて酸化ストレス状態になると,余剰のROSがラジカル毒性を発現するため,癌や老化の原因にもなる。O_2^<-・>の酸化電流を検出する全合成型の電気化学ROSセンサーを用いて,化学的に不安定なO_2^<-・>を迅速にin vivo(生体内で)計測できるようになってきたので紹介する。
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© 2005 公益社団法人 日本化学会
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