旭化成株式会社
2006 年 54 巻 1 号 p. 39-42
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光記録媒体であるCD等ディスクの基板はほとんどがポリカーボネート(PC)樹脂製である。PCは有毒ガスのホスゲンと塩化メチレンを使用するホスゲン法で製造されてきた。旭化成は,炭酸ガスを原料とする環境にやさしい非ホスゲン法プロセスを開発した。モノマー段階では反応蒸留方式を開発し,重合段階では重力利用無攪拌重合方式を開発し,工業化に成功した。このプロセスはまたディスク基板用樹脂製造に適した方法である。
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