化学と教育
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ものの形を見るとはどういうことか(講座:測定の考え方と実際の装置)
槌間 聡
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2009 年 57 巻 11 号 p. 524-527

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抄録

顕微鏡は1590年,オランダのヤンセンによって創製されたと言われている。それは倍率わずか数倍というものであった。その後ガリレオは天体望遠鏡を作り宇宙という広大なものを「見た」。顕微鏡にも多くの改良が加えられ,光で見る光学顕微鏡にかわって電子線を用いる電子顕微鏡となり,現在では100万倍もの倍率で物質を「見る」ことができるようになった。「ものを見る」ために必要な機器と基礎技術についてのべる。

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© 2009 公益社団法人 日本化学会
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