化学と教育
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酸化還元滴定 : 高等学校における実験例(分離・分析の化学)
松浦 紀之
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2015 年 63 巻 6 号 p. 298-301

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抄録

酸化還元反応は,基本的な化学反応の一つであり,この反応を利用した酸化還元滴定は,古くから過マンガン酸カリウム水溶液による鉄(II)化合物の定量などに利用されてきた。高価な装置が不要であり,測定精度が優れているため,現在,様々な化学物質の分析法として広く用いられている。高等学校においても,反応の量的関係を扱う実験として多くの学校で行われている。本稿では,高等学校での「酸化還元反応」の教科書での取扱いや,酸化還元滴定を実施する上での工夫を紹介する。

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© 2015 公益社団法人 日本化学会
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