化学と教育
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講座:光と色と物質
原子分光分析法の原理と発展
—炎色反応から誘導結合プラズマ発光分析法まで—
村上 雅彦
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2017 年 65 巻 3 号 p. 136-141

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抄録

高校化学でも学習する炎色反応は,現在の重要な微量元素分析法である原子分光分析法の始まりといえる。本講座では,原子と光の相互作用(発光・吸光・蛍光)を利用した各種原子分光分析法の原理とその発展の過程について,励起源(物質を原子化し励起するためのエネルギー源)や光源などの技術の進歩を通して概説する。

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