化学と教育
Online ISSN : 2424-1830
Print ISSN : 0386-2151
ISSN-L : 0386-2151
講座:世の中を変えた反応・材料・理論
クロスカップリング反応
—その発見と展開—
中野 幸司
著者情報
解説誌・一般情報誌 フリー

2019 年 67 巻 4 号 p. 180-183

詳細
抄録

クロスカップリング反応は,炭素-炭素結合を形成する反応として今日の有機合成において不可欠な手法であり,2010年ノーベル化学賞の受賞対象となった。その開発には,多くの日本人研究者が携わり,日本のお家芸ともいうべき研究分野である。現代の生活を支える様々な有機化合物がこの反応によって合成されており,発見から50年弱が経過した今もなお,その重要性はますます高まり,学術的および産業的視点から活発に研究が進められている。本講座では,歴史的な背景も踏まえながら,クロスカップリング反応の基礎と最近の展開について概説する。

著者関連情報
© 2019 公益社団法人 日本化学会
前の記事 次の記事
feedback
Top