2019 年 67 巻 9 号 p. 416-419
目で見える物体の運動は古典力学で厳密に説明できる。しかし,電子,原子や分子のように目で見えない粒子の運動は,古典力学では説明できない。古典力学とは異なる新しい理論,量子論が必要である。ここでは,量子論の誕生のきっかけとなった様々な実験と理論,(1)電磁波にはエネルギーがある(光電効果),(2)電磁波には運動量がある(コンプトン効果),(3)粒子には波長がある(ドブロイの物質波),(4)粒子には振幅がある(電子回折)について,わかりやすく説明する。