立教大学
2020 年 68 巻 11 号 p. 462-465
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医学伝習の教官として幕末の長崎に招かれたオランダ軍医ポンペ・ファン・メールデルフォールトは,体系的な医学教育の基礎として化学や物理学を教授した。日本の近代化学は宇田川榕菴の著書『舎密開宗』によって端緒が開かれていたが,日本人が西洋の近代化学を体系的にかつ西洋人から直接に学んだ初めての経験が,ポンペによるこの講義であった。160年を経て現存する『朋百舎密書』はポンペの講義ノートの写本で,この歴史的な化学教育を伝える貴重な史料である。
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