2020 年 68 巻 2 号 p. 64-65
湿度で不良を生じやすい電子部材等を梱包する際に梱包内の湿度を管理するため,湿度インジケーターが使用される。従来の湿度インジケーターは,塩化コバルトを含有したものが主流であった。しかし,塩化コバルトは発がん性物質に指定され,電子部材メーカーにおいて使用が懸念されている。共同印刷では,塩化コバルトを使用せず,水分により色相変化する特殊な機能性インキを基材に印刷し作製した「ヒューミジャッジ®」を開発した。この湿度インジケーターの特徴について解説していく。