化学と教育
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論文
サレン型シッフ塩基亜鉛(Ⅱ)錯体配位子を用いた銅(Ⅱ)イオンの定量
—配位子の合成と生徒実験での活用—
川端 涼太松岡 雅忠秋津 貴城
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2020 年 68 巻 9 号 p. 388-391

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抄録

高等学校における比色分析では,環境中の微量成分の定量や,遷移金属イオンの定量などが探究活動として実践されている。サレン型のシッフ塩基配位子は合成が容易であり,遷移金属イオンなどに配位し,蛍光や色変化が観察されることから,分析化学の分野でひろく用いられている。そこで,錯体配位子の合成および,微量の銅(Ⅱ)イオンの定量を含む教材開発を行った。

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© 2020 公益社団法人 日本化学会
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