2021 年 69 巻 1 号 p. 24-27
機能性セラミックスは,エレクトロニクスから環境・エネルギー,航空・宇宙,医療に至る様々な分野で幅広く活躍している。セラミックスの研究は,古くは粉体,焼結体を扱うバルクから始まり,現在のナノ薄膜の研究へと大きく進展している。特に,近年のナノテクの発展は目覚ましく,原子・分子レベルの構造を自在に操り,新しい機能性セラミックスを開発しようという取り組みが精力的に行われている。本稿では,筆者らのナノ材料の研究を例に,焼かないで機能性セラミックスをつくる新しい技術について紹介したい。