化学と教育
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新・講座:キラリティと生体
キラリティと香り
江村 誠
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2022 年 70 巻 5 号 p. 262-265

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抄録

不斉中心を有する有機化合物は通常,エナンチオマー(鏡像異性体)が存在し,それら異性体間で,生理活性が異なることが知られており,私たち生物はその差を認識している。香りの世界においても,エナンチオマー間で,多くの場合,香気が異なり,本稿では,事例も含めて紹介する。また,自然界に見られる植物の二次代謝産物として知られる精油や揮発性の香り成分の多くは,光学活性体として存在している。異性体間で,香りの香調や強度が異なるため,光学活性体を作り分ける技術の開発が求められており,不斉合成例に関しても解説する。

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© 2022 公益社団法人 日本化学会
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