還元性を示す糖類がフェーリング液,ベネジクト試薬と反応する原因になる構造を解明するためにグルコース,フルクトース,マンノース,2-デオキシグルコースを基質とする反応を行い,生成した酸化銅(I)の物質量をベルトラン法における滴定によって求めた。またこれらの糖をアンモニア性硝酸銀水溶液と反応させ,試験管内壁に銀鏡として付着した銀,液相中に分散した銀微粒子および未反応のジアンミン銀(I)イオンの割合の時間変化を測定した。得られた結果から,鎖状構造における1位と2位のα-ヒドロキシカルボニル構造が各反応の原因であるという結論を得た。