2025 年 73 巻 4 号 p. 132-133
小学校においては,第5学年において条件制御の必要性を重点的に指導することとなっているが,実際には第3学年から同じ体積のものの重さを調べる実験のように条件制御の考え方を含んだ学習が数多く行われている。児童が変数や制御要因を検討して観察・実験を計画することが求められるのに対し,指導者がその観点を与えていることが多く,その重要性を捉えられていない児童が多いのが現状である。そこで筆者は,児童が主体的に実験を選んだり,実験結果を多面的に捉えたりする中で条件制御をすることの必要性やその良さについて学ばせてきた。小学校における「音」,「水の状態変化」での学習指導について紹介する。