2025 年 73 巻 4 号 p. 134-135
中学校理科は「自然の事物・現象を科学的に探究する」ことが求められている。中学校理科の学習内容は多岐にわたり,専門用語や現象の理解やその原理を学ぶために多くの時間を費やし,実験の時間を十分に確保できていないのが現状である。一方,小学校理科は「自然の事物・現象についての問題を科学的に解決する」ことに重きを置いており,授業内で児童が実験の手順を考え,試行錯誤する機会が多い。中学校で学習する化学の最終単元である「化学変化とイオン」の単元において,試行錯誤が学びに繋がることを生徒に気付かせ,理科は暗記科目というイメージを脱却し,自らの探究力に自信をもつ生徒を増やすための実践について紹介する。