日本東洋医学雑誌
Online ISSN : 1882-756X
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臨床報告
環状肉芽腫症に黄連解毒湯と麻黄附子細辛湯の 併用が有効であった一例
大田 静香前田 ひろみ伊藤 ゆい上田 晃三吉村 彰人土倉 潤一郎岩永 淳矢野 博美犬塚 央田原 英一
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2014 年 65 巻 1 号 p. 23-27

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抄録
症例は68歳女性,当科受診の1年前に環状肉芽腫症を発症し,トラニラストで改善傾向にあった。しかし肝障害が出現し継続困難となり,皮疹が悪化したため漢方治療を試みることとなった。のぼせ,舌,皮疹の性状から熱候が示唆され,黄連解毒湯を開始し,改善傾向にあったが,入院3日目から治癒が横ばいになった。裏寒の存在を疑い,麻黄附子細辛湯の併用を開始したところ,開始5日目から急速に肉芽の縮小を認めた。臨床的に改善を認めたことより,陽証と陰証の併存があったと考える。
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© 2014 一般社団法人 日本東洋医学会
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