日本東洋医学雑誌
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臨床報告
再発性こむら返りに疎経活血湯を使用した 33例の検討
土倉 潤一郎高橋 佑一朗前田 ひろみ吉永 亮井上 博喜矢野 博美犬塚 央川口 哲田原 英一
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キーワード: こむら返り, 疎経活血湯
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2017 年 68 巻 1 号 p. 40-46

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抄録

「1週間に1回以上の頻度」かつ「2週間以上の持続」で再発するこむら返り33例に対して,疎経活血湯を使用した。判定は薬剤開始1ヵ月後に行い,薬剤開始直後から症状が消失したものを「著効」,1ヵ月後に症状が消失していたものを「有効」,1ヵ月後に半分未満へ軽減したものを「やや有効」,1ヵ月後に半分以上が残存したものを「無効」とした。結果は,「著効」12例,「有効」11例,「やや有効」9例,「無効」1例であった。1ヵ月後までに23/33例(69.6%)でこむら返りが消失し,32/33例(96.95%)において半分未満に改善した。さらに3ヵ月後までに29/33例(87.8%)で消失しており,高い有効性を認めた。夜間から明け方のこむら返りに対しては,“夕より眠前”“1包より2包”でより効果を認め,眠前2包の“発作前の集中的投与”が最も有効であった。再発性のこむら返りに対して疎経活血湯は有用だと思われる。

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© 2017 一般社団法人 日本東洋医学会
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