日本東洋医学雑誌
Online ISSN : 1882-756X
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医学生に対する講義前後における東洋医学に関する意識調査
今西 二郎渡邊 聡子栗山 洋子細野 八郎田中 邦雄矢野 忠細川 豊史
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キーワード: 漢方医学, 医学生, 教育, 意識
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2002 年 53 巻 6 号 p. 669-674

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抄録

医学生の講義前後における東洋医学に関する意識を検討するため, 京都府立医科大学の学生に自己記入式アンケートを配布した。医師に漢方を処方してもらったことのある学生は, 18%, 薬局で買った漢方薬をのんだことがあるのは53%, 鍼灸治療を受けたことがあるのは, わずか13%であった。84%の学生が漢方医学に関心をもっており, 漢方医学は勉強する価値があると思っている学生は82%, 現代医療において漢方は必要であると考えている学生は76%, また将来漢方を自分の診療に取り入れようと思っている学生は5496であった。これらの数値は, 講義後, それぞれ92%, 85%, 87%, 62%に増加していた。

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© 社団法人 日本東洋医学会
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