肝臓
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総説
肝癌スクリーニングと肝腫瘍診断のための超音波所見の標準化
西村 貴士飯島 尋子
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キーワード: US LI-RADS, CEUS LI-RADS, HCC, APHE, washout
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2021 年 62 巻 5 号 p. 240-250

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抄録

肝腫瘍に対して,米国を中心として画像診断レポートの標準化が行われている.CT/MRIに続いて超音波判定システムであるUS/CEUS LI-RADSは,American College of Radiology(ACR)によって提唱された肝癌診断アルゴリズムであり,American Institute of Ultrasound in Medicine(AIUM)やAmerican Association for the Study of Liver Diseases(AASLD)でも推奨され用いられている.今後わが国でも,US/CEUS LI-RADSに基づいた肝腫瘍のカテゴリー分類,レポートの標準化に向かう方向と考えられ,米国のCEUS LI-RADSとわが国の肝癌診療ガイドラインを併せてSonazoidによる診断を追記し概説する.

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© 2021 一般社団法人 日本肝臓学会
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