肝臓
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症例報告
B型慢性肝炎に対してテノホビル・アラフェナミド投与中にFanconi症候群が再燃した1例
鈴木 孝典, 松浦 健太郎, 水野 晶紫, 名倉 義人, 藤原 圭, 片岡 洋望
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2023 年 64 巻 2 号 p. 59-65

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抄録

患者は71歳男性.20XX-21年からB型慢性肝炎に対してラミブジン(LAM)100 mgによる治療が開始された.その後HBV DNAの増加を認め,LAM耐性と判断され,20XX-14年にアデホビル(ADV)10 mgが追加された.20XX-5年にADVを原因とするFanconi症候群と診断され,エンテカビル0.5 mgに変更となった.20XX-4年7月に肝炎の悪化のため当院へ紹介され,テノホビル・アラフェナミド(TAF)25 mg単独投与が開始された.同年11月に経口摂取不能のため入院となり,動脈血ガス分析にてpH 7.32,HCO3-は7.5 mmol/Lと代謝性アシドーシスを認め,TAFが誘因と診断された.代謝性アシドーシスの要因として,乳酸アシドーシスに加え,尿細管障害を示唆する尿糖,尿中β2-MGの上昇を認め,Fanconi症候群の再燃による尿細管性アシドーシスの関与も考えられた.

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© 2023 一般社団法人 日本肝臓学会
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