肝臓
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肝疾患における筋肉型アルドラーゼ測定の臨床的意義
浅香 正博, 長瀬 清, 平井 竪博, 白石 忠雄
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1980 年 21 巻 1 号 p. 8-15

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抄録
Aldolase (ALD)のisoenzymeの一つである筋肉型ALD (M-ALD)を直接定量し得るradioimmunoassay法を開発し,諸種肝疾患患者血清について測定を行なった.radioimmunoassay法は二抗体法に基づいて行ない.健常人41名の平均値±2SDより,130~210ng/mlを正常域として集計を行なった.急性肝炎においてM-ALD値はGOT, GPT値とは相関せず,1例を除き正常値を示した.慢性肝炎,肝硬変症,胆石症,肝嚢胞では全例が正常値を示した.劇症肝炎では全例が著明な上昇を認め,M-ALD値測定は肝炎劇症化の一つの指標になり得る可能性が示唆された.原発性肝癌では全例がα-フェトプロテイン(AFP)の上昇の有無にかかわりなく上昇を示した.又転移性肝癌では全例が著明な上昇を示した.以上のことより,血清M-ALD値測定は,肝疾患の良悪性の鑑別にとって極めて有益であると考えられた.
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© 社団法人 日本肝臓学会
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