前橋赤十字病院消化器科
前橋赤十字病院病理部
群馬大学付属病院第1内科
1997 年 38 巻 12 号 p. 735-740
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症例は36歳, 男性. 人間ドックの腹部超音波検査において, 異常を指摘され精査を施行したところ, CT, MRI, 腹部血管造影にて, 門脈本幹は造影されず, 求肝性の側副血行路が認められ, 門脈海綿状変形と診断した. また腹部超音波検査において高エコー及び低エコーに認められた部位の肝生検を施行し, まだら脂肪肝と診断した. 無症候性の門脈海綿状変形にまだら脂肪肝の合併報告例は他になく, その病態上興味深いと考えられた.
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