関西病虫害研究会報
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原著論文
アカメガシワクダアザミウマによるミカンキイロアザミウマの防除
―イチゴ2品種における定着性と防除効果―
森 光太郎
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2016 年 58 巻 p. 27-31

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抄録
ミカンキイロアザミウマは,イチゴの果実を吸汁して着色不良を引き起こす重要害虫である。薬剤に対する感受性低下も進んでおり,天敵による防除技術開発が求められている。本研究では,イチゴ(さちのかと紅ほっぺ)に発生するミカンキイロアザミウマに対して,天敵アカメガシワクダアザミウマの防除資材としての利用可能性をポット実験で検討し,以下のことがわかった。①イチゴ品種によらず,ミカンキイロアザミウマもアカメガシワクダアザミウマも花や幼果に生息し,特に花に多い傾向があった。②植物体上の分布が重なっていることから,アカメガシワクダアザミウマは防除資材として効果的であることが示唆された。③実際,イチゴ品種によらずミカンキイロアザミウマに対する密度抑制効果があった。特に幼虫に対する抑制効果が高かった。
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© 2016 関西病虫害研究会
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