Loop-mediated isothermal amplification（LAMP）法によるPhytophthora nicotianaeおよびPh. capsiciの検出

抄録

LAMP法による，Ph. nicotianaeおよびPh. capsiciの検出法を開発した。それぞれの種特異的なプライマーにより，68°Cの反応温度で60分以内にPh. nicotianaeおよびPh. capsiciのDNAを検出できた。また，培養菌糸および罹病植物の粗汁液からも検出できた。さらに，混合プライマーおよび等温増幅蛍光測定装置を用いることで，Ph. nicotianaeおよびPh. capsiciを同時検出でき，かつ種の識別が可能なマルチプレックス診断が可能だった。